Omega Seamaster Railmaster

「レイル」とは鉄道を指しています。1957年〜61年頃のレイルマスター発売当時の鉄道は非常に強い磁気を帯びていたことから、精度に多大な影響をもたらすことが多かったため、鉄道時計には視認性の良さと共に帯磁性能が要求されていました。そこで、磁気から機械を守るため、ケース内部にムーブメントをすっぽりと収めるもう一つの耐磁ケースを装備したレイルマスターが誕生しました。しかし、需要の少なさから1960年前後までしか生産されず、姿を消してしまっていましたが、2003年に復活。ファーストモデルでは、手巻き式を搭載していましたが、現行型ではシーマスターアクアテラをベースにして、時計史上に残る発明と謳われ、高い信頼性と安定性を誇るコーアクシャル脱進機を搭載するなど、大幅な改良がなされました。シリーズを通して、シンプルで視認性の高さが共通する特徴となっています。